精密根管治療|中山駅前エフ歯科クリニック|中山駅の土日診療の歯医者・歯科

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精密根管治療

精密根管治療|中山駅前エフ歯科クリニック|中山駅の土日診療の歯医者・歯科

当院の根管治療の特長

最新根管治療の三種の神器と呼ばれる【精密マイクロスコープ】・【歯科用CT】・【ニッケルチタンファイル】の使用

マイクロスコープ

  • 歯の神経である歯髄を可能な限り保存する(歯髄温存)
  • 肉眼の20倍以上で根管内を見ることができる最新高精度ドイツ社製マイクロスコープの使用
  • 根管内の詳細を把握できる最新高精度歯科用CTの使用
  • 根管内を精密にきれいにすることができるニッケルチタンファイルの使用
  • 唾液を入れないラバーダム防湿の使用
  • 生体親和性が高く、殺菌作用があるMTA・BC系薬剤の使用

根管治療とは

むし歯になると歯のエナメル質や象牙質がむし歯菌から放出される酸によって溶かされ、進行すると歯の中心部にある歯髄(歯の神経)にまで到達し、激しい痛みを伴うようになります。歯髄は血管を含む歯の神経で、歯根に通る管状の空洞(根管)を満たし、歯の知覚と栄養供給を司っています。根管治療は、むし歯菌に感染した歯髄や細菌の固まりなどの汚れをきれいに取り除き、痛み・症状を抑えて歯の寿命を伸ばす治療です。強い痛みを伴うむし歯や抜歯を勧められてしまうような重いむし歯でも、きちんと根管治療が行われれば、ご自身の歯を残したまま歯の機能を取り戻すことができます。
根管はとても細く複雑な構造をしているため、その治療は歯科治療の中で頻度が多いものの、繊細で難易度の高い治療の一つとされています。当院では、充実した設備と専門的な技術をもって天然の歯を残すための根管治療に力を入れています。むし歯が重度にまで進行し、「抜歯しかない」と言われた方も、ぜひ一度ご相談ください。

こんな症状やお悩みはありませんか?

  • 被せ物をしている歯に痛みがある
  • 過去に治療したむし歯がまた痛みだした
  • 疲れたときに歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきから膿が出てくる
  • 噛むと違和感や痛みを生じる
  • むし歯が進行してしまったが、インプラントや入れ歯にはしたくない
  • もう歯を抜くしかないと悩んでいる
  • 根管治療が受けられる歯科を探している

根管治療が必要となるケース

根管治療は歯科治療の中で大きな割合を占める治療であり、むし歯が進んで神経を取り除くケース以外に下記のような症状にも適応されています。

  • むし歯が歯髄(神経)に達し痛みが生じている
  • 外傷やむし歯の放置などによって神経が死んでいる
  • 重度の知覚過敏によってひどい痛みが生じている
  • 歯の割れや折れで神経が露出している
  • 歯根周囲に膿が溜まっている など

下記の疾患がよくある根管治療の対象です。

  • 歯髄炎(しずいえん)
  • 歯髄壊死(しずいえし)
  • 根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)

また根管治療の前にむし歯が神経に達しているが痛みが無いケースで、歯髄温存療法を選択することができる場合があります。

歯髄温存療法

むし歯が神経に達している場合、殆どが神経を除去する根管治療を必要とします。しかし近年医療技術や材料が高度に進み、神経が露出しても疼痛がなければ創部を殺菌洗浄し、MTA・BC系材料で被覆することで神経を保護することが可能となってきています。
歯の神経部は血管も並走しており、抜髄(神経を取る)をすると血流もなくなり歯への栄養供給が失われます。すると歯は脆くなり、歯根破折のリスクが上昇します。できうる限り神経を抜かないようにすることも大切な治療のひとつです。
※症例が限られることがありますので、是非ご相談ください。

より精密な根管治療をめざして

根管治療を成功に導く最も大切な要素が、【無菌化】であり、それを可能とするのは【可視化】することです。根管治療は小さな歯の中のさらに小さい根の中の部分です。この部分をいかに綺麗にして、無菌的な治療を行うことが重要となってきます。
このような処置を行うために当院では以下のような取り組みを行っております。
マイクロスコープ、歯科用CT、ラバーダム防湿、MTA・BC系セメント、ニッケルチタンファイル、超音波治療器など、現在、根管治療に有用とされている最新設備(材料)や技術を積極的に導入し、より精密な根管治療を行っています。

マイクロスコープ

根管治療で重要なのは精密性です。縫い針程度の太さしかない根管内を掃除する治療であり、細かい処置の連続でミクロ単位の正確さが求められます。歯を削り過ぎると、歯の根が折れてしまうリスクが高くなり、洗浄や消毒が不完全であると細菌感染の再発リスクが高まります。これまで根管内部の治療は歯科医師の「経験」や「勘」を頼りに手探りで行われてきましたが、マイクロスコープの登場により小さなものを大きく拡大して、1つ1つの繊細な処置を目で見て確実にできるようになりました。従来に比較すると圧倒的に精密で質の高い治療を行うことができます。
当院では視野を20倍以上にまで拡大できるドイツ社製最新マイクロスコープを導入し、より精密で確実な根管治療を行っております。

歯科用CT

歯科用CTは3次元の立体画像で歯のレントゲンを撮ることができる装置です。根管は複雑な形状であるうえ、歯によっては数本に分岐しています。根管の清掃・消毒を確実に行うためには、まず根管の構造や病巣の位置・大きさを正確に把握することが重要となります。その診査・診断に役立つのが歯科用CTです。平面のレントゲン画像では確認できない細部も歯科用CTの立体画像なら詳細に把握できるため、より一層精密な治療が可能になります。

ラバーダム防湿

唾液は口腔内にとって大切な役割がありますが、口腔内の細菌を多く含んでいることも事実です。根管治療の際に唾液が根管内へ流入すると、内部で細菌が増殖し根管内の病気が再発してしまいます。ラバーダム防湿は薄いゴム製シートで治療する歯以外を覆うことにより、唾液が根管内に侵入することを防ぐ非常に重要な処置です。薬剤や治療器具の誤嚥防止、舌や頬粘膜のけがの防止、防湿による詰め物の接着強度の向上という効果もあり、根管治療の成功率を飛躍的に高めることができます。

ニッケルチタンファイル

根管治療では歯髄を除去するためにファイルと呼ばれる針のような器具を使用します。ファイルには一般に用いられるステンレススチール(SS)ファイルと、ニッケルチタン(Ni-Ti)ファイルがあります。曲がりくねっている根管を掃除する際SSファイルでは硬すぎるために深部に入っていかず、根管を不要に傷つけたり・破壊てしまうこと(ストリップパーフォレーション)があります。これに対しニッケルチタンファイルは超弾性の性質を持ち、曲がった根管に沿ってしっかり入っていきます。根管を不必要に傷つけることなく精密に歯髄の除去が可能です。

MTAセメント

MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントは、根管穿孔部位を殺菌・封鎖するために開発されたケイ酸カルシウムを主成分とする歯科材料です。殺菌作用の他、石灰化促進作用やデンティンブリッジの形成、細胞を活性化する作用などが期待できるため、口腔内にむき出しとなった歯髄の保護やむし歯などで歯の内部に穴が開く(パーフォレーション)へのリペア、根管充填剤(神経を取った後に詰める薬)として使われます。

外科的手段を用いた根管治療

根管治療の成功率

根管治療は歯を残すために大変重要な治療です。しかし残念ながら、現代の医学では根管治療の成功率は100%ではありません。一般的にはアメリカの論文で、根管治療の成功率は90%程度と言われています(抜髄による初回治療の場合)。
では我が国では、どうなのでしょうか?
実は日本で根管治療を受けた歯は60%程度の成功率しかないことが調査で分かっています。
これは保険治療の弊害でもあります。
誤解して頂きたくないのは、保険治療は質の高い医療を誰もが平等に受けることができる素晴らしいシステムです。しかし反面、使用できる材料や機材、細かな制度が決められており手が届かない部分があるのも確かです。
前述したラバーダムや一部の歯に対するマイクロスコープの使用、MTA・BC系材料は精密根管治療に必要不可欠にも関わらず、保険では算定が認められていない現状があります。
アメリカなど他の先進国では保険治療がない代わりに、現在用いることのできる最新の医療機器と材料を用いることで本邦との治療格差ができているのです。

外科的手段を用いた根管治療

これは【外科的歯内療法】と呼ばれます。

  • 歯根端切除術:Apicoectomy
  • 意図的再植術:Intentional Replantation

根管内に長期間細菌が存在すると、根管内部だけでなく根尖(根っこの先)や根尖を覆う歯槽骨(顎の骨)の深部にまで細菌が浸透します。そうすると根管治療では治癒が難しくなるケースがあります。
そういった場合、そもそもの感染原因となっている根尖部を歯ぐきから外科的に開き、感染した歯槽骨や根尖部を切削除去する方法がとられます。
また歯を抜歯し、感染源を除去したのちに歯を元に戻す方法もあります。
小外科処置として局所麻酔(部分麻酔)を使用し行う治療で、外科処置を含むため専門的な知識や経験を必要とします。
当院では症例経験豊富な歯科医師が対応させて頂きますので、お気軽にご相談ください。

根管治療は、重度のむし歯を抜歯することなく本来の歯の機能を取り戻す治療です。精密で質の高い根管治療をめざす当院に是非一度ご相談ください。

精密根管治療の費用